神戸大学にて新講座「地域創生と観光経営」がはじまります!
本日は弊社が主体となり行う寄附講座、神戸大学経営大学院・経営学部での新たな学問「地域創生と観光経営」のご紹介をさせていただきます。

弊社が日常、全国の金融機関様と様々なお話をさせていただいている中で、様々な成功事例を教わったり、パワフルな仕掛け人をご紹介いただいたり、ということが日を追うにつれて増えて参りました。
一方で、全国を網羅させていただいている弊社としては、「なんとか1か所にまとめて体系立てることはできないものか?」「成功事例や仕掛け人の方が踏む手順には、何か共通した段取りやセオリーがあるのではないか?」との疑問が生まれて参りました。
そこで港町であり、国立大学でも数少ない経営学部を有する神戸大学に相談したところ、「ぜひ学問化しましょう!」ということになり、このたびの寄附講座設置に至った次第です。
こちらは、本日「飛鳥Ⅱ」をバックに行われた記者発表(於:小さな結婚式 神戸モザイク店)の様子になります。

左から柴崎京都大学客員教授、弊社社長篠田、神戸大学國部経営学部長(元副学長)、松嶋教授、吉田准教授
大変有難いことに、神戸大学側は以下のような強力なバックアップ体制を敷いて頂きました。
- 専任教授任命等:
- 松嶋教授は、経営学部1回生に経営学概論を教えておられる看板教授でもあり、同時に公共経済学でも観光と経営といった分野で国際的に活躍をされておられます。早速豪州クイーンランドとの連携が始まりそうです。
- 吉田准教授は、経営者の間で注目度の高い書籍である「エフェクチュエーション」の概念をアメリカから日本に紹介した先生であり、現代の優れた経営者思考に詳しい先生です。
- 柴崎先生は京大経済学部や早稲田大学、SBI 大学院等で教鞭をとる経済・金融のプロであり、興銀の先輩でもあります。
- 対象学生の拡大:
- 本講座は経営学部3回生4回生、大学院生、他学部生も受講可能です。
加えて、連携大学として小樽商科大学、和歌山大学と単位互換が可能です。 - 大教室の提供:
- 授業は、神戸大学看板教室でもある400人ほど入る最大の教室を利用します。
- オンライン配信:
- 授業の様子は、適宜Youtube等オンラインでの配信も予定しています。
- シンポジウム開催:
- 授業だけではなく、課外としてシンポジウムを積極的に行います。
私たちも飛鳥を用いて産学連携を具体化すべく、「飛鳥ツーリズムアワード」の設置を計画しております。具体的には、神戸大学が中心となり、全国及び世界の「地域の優れた場所・人・体験」を広く募集し、入賞した事例を飛鳥側で検討したうえで「飛鳥Ⅱ」「飛鳥Ⅲ」の寄港地ツアーに昇華していくとの計画が進行中です。
加えて、「ASUKA III meets 47」にご協力いただく事業者様の中から優れた商品・作品を選ばせていただき、感度の高い優秀な学生との接点を持っていただくプロジェクトも検討しております。
なお、2025年度は秋に1単位、2026年度以降は春夏に2単位の講座となる予定です。
今年度はすでに地銀4行のトップの方々にご登壇を頂く予定となっており、産学連携を具体化すべく、今後も教授陣だけでなく、経済人では地域金融機関トップや地域活性化を担われている方々、文化人では人間国宝やクリエーターの方々など幅広い講師陣を計画しております。
おひざ元の方で「この人は学生さんの前で話をしてもらうとおもしろい」という方がいらしたら、ぜひとも弊社担当までお声掛けください。
最終的に本講座の目標は、登壇いただく方々からの様々な情報やシンポジウムで得る体験に 基づき学問化を進め、優秀な学生さんが地元に帰りたくなる「地域で成功するための虎の巻」を作成し刊行することにあります。
記念すべき開講記念、第1回シンポジウムはちょうど「飛鳥Ⅲ」が営業を開始する7月中旬を予定しております。詳細が決まり次第、ご案内をさせていただきます。
今年度も、弊社は船舶投資ファンドを軸に据えつつ、過去の慣例や常識にとらわれることなく、自由な発想とみなさまから頂く様々なヒントをもとに、ベンチャースピリットを忘れずに進んで参ります。
どうぞ2025年度の弊社にご期待ください!